千葉県立 青葉の森公園近くの小さなヨガ教室

ギーターヨーガ

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【ギーター】第2章10番目の詩

तमुवाच हृषीकेशः प्रहसन्निव भारत ।

tam uvāca hṛṣīkeśaḥ prahasan iva bhārata |

सेनयोरुभयोर्मध्ये विषीदन्तमिदं वचः ॥२.१०॥

senayor ubhayor madhye viṣīdantam idaṃ vacaḥ ||2.10||

サンジャヤが言いました

バーラタ一族の子孫である王(ドゥリタラーシュトラ)よ

両軍の間で悲しみに沈む彼(アルジュナ)にクリシュナはまるで笑うかのように語りました

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クリシュナは微笑んでいました。

この知識は、不愉快な知識ではなく 「何が何たるか」ですから、ずっと微笑みと笑いがありました。

馬車を静かな所へ動かすわけでもなく、戦場の真っ只中に置いたままでした。

この学びに特別な時間や場所は 必要ありません。

誰が学んでいるのか?

誰が教えているのか? が重要なのです。

アルジュナの様に教えを聞く為の平静さ、クリシュナの様に戦場の騒音の中でも話せるという平静さが必要なのです。

◎教えのはじまり

クリシュナの教え、シャンカラの解も2章11番から始まります。

クリシュナは「あなたは悲しむ理由でないものを悲しんでいます(2-11)」と言って始まり、「悲しまないように(18-66)」と言い締めくくります。

この2つの間に悲しみ[ショーカ]を取り除きます。

すなわち、悲しみの原因である無知、間違いが完全に取り除かれます。

私たちは、世界や自分自身の無知から悲しみます。

ギーター・シャーストラは、悲しみ[ショーカ]を完全に破壊するシャーストラです。