2018-12-27

【ギーター】第2章38番目の詩

2018/12/22

सुखदुःखे समे कृत्वा लाभालाभौ जयाजयौ ।

sukhaduḥkhe same kṛtvā lābhālābhau jayājayau |

ततो युद्धाय युज्यस्व नैवं पापमवाप्स्यसि ॥२.३८॥

tato yuddhāya yujyasva naivaṃ pāpamavāpsyasi ||2.38||

喜びと苦しみ、手に入れる事と失う事

勝利と敗北を等しく捉え、戦いの心構えをしなさい

そうすることで、あなたはパーパを得ません。[2-38]

喜びも苦しみも平等に捉える事は、カルマヨーガの種です。

得られる事、失う事、勝利と敗北、成功と失敗もあてはまります。

ギーター全体が、束縛する好き・嫌い

[ラーガ・ドヴェーシャ]の心理に基づいています。

単に、誰かが嫌いだから、戦う事が好きだから

という理由で戦うべきではありません。

ドゥルヨーダナは、王国をどうしても手に入れたくて[ラーガ]

いつもパーンダヴァ兄弟に嫉妬し、

彼らの統括を見る事に我慢できませんでした[ドヴェーシャ]。

ドゥルヨーダナは、ラーガ・ドヴェーシャの理由から戦い

アルジュナはラーガ・ドヴェーシャに対して戦わなければならない

その事をクリシュナは知っていました。

この戦いは、ドゥルヨーダナに対して戦っているのではなく

ラーガ・ドヴェーシャに対して戦っている

と、クリシュナはアルジュナに言いました。

この戦いは、ダルマ・アダルマの戦いなのでした。

「すべき事をしなさい」とクリシュナは言い

その、すべき事がたまたま戦いでした。

アルジュナは、役割を果たしただけで[スヴァダルマ]

どんな罪にも値しません。[ナ エーヴァム パーパム アヴァープシャシー]

実際この戦いは、プンニャだけを得て、パーパは得ません。

この戦いはダルマを守る為で

ラーガ・ドヴェーシャが理由ではありませんでした。

ラーガ・ドヴェーシャが決断するのではなく

何がすべき事で、何がすべき事でない事か

そのセンスで決断しなさい。

そうして、あなたはヨーギーとなります。

喜びと苦しみ、獲得と損失、勝利と敗北

これらの相反するものを同じに捉え

正しい事をしようと努力するのです。

アートマーとは、そのまさに本質が存在で

死にさらされるものではない何かである

などとクリシュナは述べてきました。

これは、意識[ブランマン]、そしてブラフマンの知識

この両方が、サーンキャと呼ばれます。

ブランマンの知識を持つニャーニー達も

サーンキャと呼ばれます。

今迄は、サーンキャ、つまりアートマーの本質が語られました。

ここからカルマヨーガについてが詳しく述べます。

ギーターシャーストラの2つの主題

サーンキャヨーガと(又はニャーナヨーガ)

カルマヨーガをクリシュナは紹介します。

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