千葉県立 青葉の森公園近くの小さなヨガ教室

ギーターヨーガ

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【ギーター】第6章13番目の詩

समं कायशिरोग्रीवं धारयन्नचलं स्थिरः ।

samaṃ kāyaśirogrīvaṃ dhārayannacalaṃ sthiraḥ |

सम्प्रेक्ष्य नासिकाग्रं स्वं दिशश्चानवलोकयन् ॥६.१३॥

samprekṣya nāsikāgraṃ svaṃ diśaścānavalokayan ||6.13||

動かずにしっかりと体、頭、首を一直線に保ち

(まるで)鼻の先を見て、他の方向は見ないで

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体、頭、首を一直線にして保つとは、瞑想の為に、まっすぐに(直立して)座るということです。

少しぐらついたり、揺れたりするかもしれませんので、体をじっとさせておく[ア・チャラム]という言葉と、座にしっかり固定する[スティラ]という言葉をクリシュナは付け加えました。

この姿勢は、瞑想に役に立つ、その人の考え方や気質をもたらしますし、視線は目線も含みます。

「鼻の先を見て[サムプレークシャ ナーシカーグラム]」という表現は、鼻の先に瞑想すると、言葉が文字通りに捉えられますますが、「まるで見るように[ダルシャナム クルットヴァー イヴァ]」と理解すると、シャンカラは言いました。

また、眉間を見るようにとも言いますが、寄り目で座るという意味ではなく、自然に目線を下げ、一点に集中し、動かさないことです。

「目は閉じず、物を見るのでもなく、ただ見る」のは、考えが散漫になるのを避ける1つの方法です。

熟考中、考えは、アートマーだけに集中し、働いていますから、瞑想の対象[デェーヤ]は、鼻の先ではありません。

瞑想で座る時、体、頭、首を一直線に保つこと[サマン カーヤ・シロー・グリーヴァン]と言われましたから、上下、左右、前後を見ることが出来たとしても、首を痛めるような座り心地が悪い姿勢は避け、瞑想の体勢を作ります。

※瞑想を始めたばかりの人は、最初は目を閉じ練習します。瞑想を練習してきた人は、目を閉じなくとも半眼でも瞑想出来るようになります。