千葉県立 青葉の森公園近くの小さなヨガ教室

ギーターヨーガ

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【ギーター】第6章16番目の詩

नात्यश्नतस्तु योगोऽस्ति न चैकान्तमनश्नतः ।

nātyaśnatastu yogo'sti na caikāntamanaśnataḥ |

न चातिस्वप्नशीलस्य जाग्रतो नैव चार्जुन ॥६.१६॥

na cātisvapnaśīlasya jāgrato naiva cārjuna ||6.16||

アルジュナよ!食べ過ぎる人、食べない人は瞑想出来ません

また寝すぎる人、いつも起きている人も瞑想出来ません

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クリシュナは、瞑想における食べ方に関して、この詩で簡潔に述べます。

瞑想したいなら、適した食べる量があり、食べ過ぎる人、小食な人に、瞑想[ヨーガ]は無いと言います。

過剰なボーガは、少食な人の様に、病気[ローガ]もあり、ボーギー、ローギーは、瞑想や熟考のある生活はありえません[ヨーガ ハ ナースティ]。

ここで「瞑想」とは、サグナ・ブラフマ・デャーナと、熟考[ニルグナ・ブラフマ・デャーナ]です。

シャンカラは、ヴェーダを引用し「自分に合った食事(量と質)が、その人を守り、養い、多すぎる食事は台無しにするし、少なすぎる食事も、その人を守ってくれません。」と述べました。

食事量は、述べられてはいませんが、自分自身の適量や限界を知り、適切な量を食べれば、生活習慣病も防げるでしょうし、十分な食事を摂らなければ、体は壊れないにしても、必要な栄養が摂れません。

この様に、食べすぎる人[アッテャシュナト]や、小食の人[アナッシュナト]は、瞑想に適してはいません。

シャンカラは、食事の量について、次のヴァーキャを引用しました。

「胃の50%を固形の食べ物、胃の25%を水分、25%を空にしておくなら、消化する為に攪拌する十分なスペースがあります。」

十分に食べなければ、疲れやすくなり、食べ過ぎるなら、眠くなりますから、瞑想の為に座ることはできないでしょう。

食事に関する鍛錬と、眠りの鍛錬は同じくらい重要です。

何時間寝ても、眠たいという人がいますが、眠りすぎは、食べ過ぎと運動不足で起こります。

眠りすぎる人にとって瞑想はありません[アティ・スヴァプナ・シーラッスャ ヨーガハ ナアスティ]。

また、午前4時が瞑想に適しているから、真夜中に寝て、午前4時に起きたとしても眠くなりますから、眠る時間を削る人にも、瞑想はありません。

昔は電気がなく、人は暗くなると寝ていたので、午前4時に起きるのも自然なことでしたが、今は、夜間も活動している人がいます。

睡眠時間が少なければ、四六時中眠いので、十分に寝てない人、いつまでも起きている人[ジャーグラット]には、ヨーガはありません。

寝すぎる人も、睡眠不足の人もヨーガはなく、思慮深い生活はありません。

どの様な人にヨーガがあるのかは、次の詩で述べられます。