
नात्यश्नतस्तु योगोऽस्ति न चैकान्तमनश्नतः ।
nātyaśnatastu yogo'sti na caikāntamanaśnataḥ |
न चातिस्वप्नशीलस्य जाग्रतो नैव चार्जुन ॥६.१६॥
na cātisvapnaśīlasya jāgrato naiva cārjuna ||6.16||
瞑想は、食べすぎる人、ほとんど食べない人はできません。アルジュナよ。また、寝す ぎる人や、いつも起きている人も、瞑想できません。
-
クリシュナは瞑想を志す者に対し、食べ方を、この詩で簡潔に述べます。
ここで「瞑想」とは、祈り[saguṇa-brahma-dhyāna ]と、熟考[nirguṇa-brahma-dhyāna ]です。
瞑想を成功させるためには、食べ過ぎ[atyāśnat]も少食すぎ[an-aśnat]も避けなければなりません。
過剰な摂取は快楽[bhoga]をもたらすかもしれませんが、結果として病[roga]を招き、眠気を誘発します。
一方で、極端な少食は体力を奪い、自分を養うことができなくなります。
適切な食事量とは、個々人の限界や適量を知ることです。
シャンカラが引用した教えによれば「胃の半分を固形物、4分の1を水分、残りの4分の1を空気(消化のためのスペース)のために空けておくこと」が理想とされます。
自分にぴったりの量を知り、おかわりをしたい誘惑を抑えて食事を切り上げることが、病を避け、深い瞑想[yoga]へと至るための身体的基盤です。
◎睡眠の鍛錬
クリシュナは、食事と同様に、睡眠における「節度」も瞑想[yoga]に不可欠であると説いています。
過度な睡眠[atisvapnaśīla]は、食べ過ぎや運動不足と相まって、起きている間も倦怠感をもたらし、瞑想を妨げます。
[atisvapnaśīlasya yoaḥ na asti]
一方で、無理な睡眠不足[jāgrat]もまた、瞑想を単なる居眠りに変えてしまうため、望ましくありません。
特に、現代の生活習慣はかつての自然なリズムとは異なっているため、単に「午前4時に起きる」という形式を真似るのではなく、自分にとって十分な休息を確保することが重要です。
寝すぎても、寝なさすぎても、結局は眠気に支配されることになり、思慮深い生活や深い瞑想に至ることはできません。
どの様な人にヨーガがあるのかは、次の詩で述べられます。
