「The Value of Values (価値観への価値観)」
特定の人やモノ、お金、地位、趣味、美容・健康、衛生基準など、 ありとあらゆるものにおいて、 自分が価値を見い出し、自分のものとしている価値観は、 自分の行動を決定し、自分の人生を決定し、そして、自分の人格を形成しています。
バガヴァッド・ギーター13章にある幾つかのシュローカでは、 「ニャーナ(知識)」と題された価値観が教えられています。 ここで教えられている価値観に価値を見い出し、自分のものとしていれば、 その価値観に沿った人格が育てられます。 そして、そのような人格が、バガヴァッド・ギーターの教える知識を理解するのに必要であることから、 これらの価値観は、「ニャーナ(知識)」と呼ばれているのです。
バガヴァッド・ギーターで教えられている、 人間の根本的な問題に対する根本的な解決である「知識」は、 それを理解するための受け皿として、 知的能力だけではなく、人間として成長を遂げた人の心のあり方が必要です。 人間としての成長は、アーサナやプラーナーヤーマ、瞑想といった「テクニック」では得られません。 人間としての成長は、日々の生活の中での、 人との関り、動植物との関り、そしてデーヴァ達との関りの中で、 出来るだけ自分が貢献者となれるようにと祈りながら、自分の行動を選ぶことを続けた人生によって得られるものです。 バガヴァーンが教えている「ニャーナ(知識)」と呼ばれる価値観は、 それらが自分自身の価値観となって、生活の中に反映されていれば、 心はおのずと成長を遂げ、人生の目的がよりクリアーになり、 そのために必要なことの全てがクリアーになります。 しかし、それらが未消化のままで、自分自身の価値観となっていなければ、 単なる綺麗ごとで終わってしまい、絵に描いた餅になってしまいます。
このプログラムでは、バガヴァッド・ギーター13章にある5つのシュローカで紹介されている、 アマーニットヴァ(誇張された自尊心が必要ない人のあり方)、 アヒムサー(傷つけることを避けること)、等の価値観のひとつひとつに関して、 なぜ、それらが自分に必要なのか、 それらが自分自身の価値観となることを妨げている要因があれば、それは何か、 といった分析をしながら理解を深めていき、 バガヴァーンの教える価値観を、自分自身の価値観へと消化吸収していきます。
Medh Michika先生
インド在住。1975年生まれ。元在米システムエンジニア。
恩師プージャ・スワミ、ダヤーナンダ・サラスワティの直弟子。
「メーダー」とは恩師から頂いたサンスクリット語の名前で「知性」という意味。
スワミ・ダヤーナンダに師事し、ヴェーダーンタとサンスクリット語の教育機関であるArsha Vidya Gurukulamにて、恩師の主宰する長期(3年半)コースへ推薦入学し学ぶ。コース終了後は翌年から始まった同コースにおいて初の日本人教員として、サンスクリット(パーニニ文法)やシャンカラーチャリヤのバーシヤなどの文献を読解法等を毎日指導している。文法書や祈り、ヴェーダーンタ入門書など、著書多数。
このプログラムで勉強するシュローカのチャンティングと、文法的下ごしらえ(サンディなど)は、ギーターヨーガのちさと先生が事前クラスを開催してくださる予定です。 バガヴァッド・ギーターを原文で理解する楽しみがぐんと増すので、是非参加して、準備を進めてみてください。
2018年2月3日(土)、4日(日)
09:30~11:00 クラス①
11:00~11:20 休憩
11:20~12:50 クラス②
13:00~14:30 昼食・休憩
14:30~15:30 クラス③
15:30~15:50休憩
15:50~16:50クラス④
会場運営費;1日1500円+「ダクシナ」
・2日間ご参加頂ける方を優先してご案内致します。
・会場運営費はクラス開始前、受付時にお支払い下さい。
・「ダクシナ」はクラス終了時、先生に直接お渡しください。
ヴェーダ、ヴェーダーンタの知識と教えの伝統に対する尊敬と感謝の気持ちです。生徒は自分の得られた価値や経済状況に応じて、先生や学校にダクシナします。与えることの意味が深まることから、インドでは何千年も渡って、このダクシナ制が大切にされ、ヴェーダ、ヴェーダーンタの知識や教えの伝統が守られてきました。
ヴェーダーンタを学ぶためにふさわしい、菜食ランチをビクシャ(無料提供)させて頂きます。金額の多い、少ないに関わらずビクシャにご協力頂ける方大歓迎です。ご協力下さる方は、受付時にお渡しください。
ゴミ削減のため、マイカップ、マイ箸(スプーン、フォーク等)をご持参頂けますと助かります。よろしくお願いいたします。
※会場内に飲食物をご持参される方は、卵、肉類、魚類のお持込はご遠慮ください(魚エキス、肉エキスを含む)。
お申込みは、gitayoga.studio@gmail.com お問合せフォームからお願いいたします。
ギーターヨーガ
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