एतन्मे संशयं कृष्ण छेत्तुमर्हस्यशेषतः ।
त्वदन्यः संशयस्यास्य छेत्ता न ह्युपपद्यते ॥६.३९॥
etanme saṃśayaṃ kṛṣṇa chettumarhasyaśeṣataḥ |
tvadanyaḥ saṃśayasyāsya chettā na hyupapadyate ||6.39||
クリシュナ!私の疑いを完全に取り除くことができるのは、あなたです
あなたの他に、この疑いを取り除くことのできる人は、他に誰もいません
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全知であるクリシュナ神だけが、この質問に答えられるとアルジュナは知っていました。
「サンニャーシーが、自分自身の知識を得ず人生を終えたらどうなるのか?」は、神のみぞ知ることです。
摘み取る、取り除く人[chettā]は、ここでは疑いを取り除く人です。
クリシュナのみが、アルジュナの疑いを完全に取り除くことができました。
神でなければ「これはシャーストラに書いてある」と言わなければなりません。
しかし、クリシュナは、シャーストラを語り始めた、まさに本人です。
第4章で「私はこの永遠の知識をヴィヴァスヴァーンに与え、彼がマヌに与え、マヌが、イクシュヴァークに与えた」とクリシュナは述べます。
इमं विवस्वते योगं प्रोक्तवान् अहमव्ययम् । विवस्वान् मनवे प्राह मनुरिक्ष्वाकवेऽब्रवीत् ॥४.१॥
ですから、クリシュナは、イーシュワラとして、全てのことを知っていました。
「今まで、何度も生まれてきていますが、アルジュナは、それを知らない。私だけが、それらの生まれを知っている」とクリシュナは述べました。
बहूनि मे व्यतीतानि जन्मानि तव चार्जुन । तान्यहं वेद सर्वाणि न त्वं वेत्थ परन्तप ॥४.५॥
アルジュナは、グルを称え、この疑いを完全に取り除いてくれるのは、あなた以外にいないと言います。