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ギーターヨーガ

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【ギーター】第6章41番目の詩

प्राप्य पुण्यकृतां लोकानुषित्वा शाश्वतीः समाः ।

शुचीनां श्रीमतां गेहे योगभ्रष्टोऽभिजायते ॥६.४१॥

prāpya puṇyakṛtāṃ lokānuṣitvā śāśvatīḥ samāḥ |

śucīnāṃ śrīmatāṃ gehe yogabhraṣṭo'bhijāyate ||6.41||

ヨーガで成功しなかった人は、良い行いをする人がいる世界に行き、数えられないほどの年月を過ごし
ダルマに専心するような人のいる、豊かな(教養のある)家庭に生まれます

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この詩で、この世[iha-loka]と、あの世[para-loka]のことが述べらます。

プンニャを生み出す良い行いをしてきた人、ダルマの生活をしてきた人[puṇyakṛt]によって、得られる世界がpuṇyakṛtāṃ lokānです。

これらの世界を得て、数え切れない年月[śāśvatīḥ samāḥ]を過ごすとクリシュナは言います。

議論されている人は、前に述べられた、知識の追求において成功しなかったことで、どちらの世界も失うだろうとアルジュナが考えた人[yoga-bhraṣṭa]です。

しかし実際、前に述べられたように、失敗など決してありません。

クリシュナは、アルジュナが使った言葉[yoga-bhraṣṭa]を使い、その人が、知識の追求にふさわしい環境、豊かな人、ダルマに専心した教養のある人の家庭に[śucīnāṃ śrīmatāṃ gehe]に生まれると述べ、失敗など何も無いことを示しました。

śrīmatは、裕福なこと、快適さにあふれていることです。

富があるだけの家では、父親がマフィアのドンである可能性もあるので、知識の追求に相応しいとは言えません。

ですから、śuciという言葉によって、教養が強調されるのです。

◎環境が役に立つべき

価値の価値を知っている家族[śucīnāṃ  gehe]、その価値の価値とは、adharmaな行いで何を失い、dharmaな行いで何を得るのか?です。

アルジュナの話すyoga-bhraṣṭaは、このような家族に生まれるとクリシュナは言います。

好ましい環境で、その人は、確かな価値を身につけるでしょう。

不利な条件の場所に生まれる事もあり得るので、そのような家族に生まれることは、簡単ではなく、素晴らしいことなのです。

アルコール中毒の両親のもとに生まれるなら、悪い出発だと考えるかもしれませんが、良いスタートになるように、過去の不調和を実らせ解消させているのかもしれません。

理解すべきことは、悪いスタートから抜け出すのは、とても難しいということ、一方良いスタートであれば、モークシャの追求に進みやすく、それを叶えることが最優先になります。

その環境で、祈りのある生き方を送り、常にイーシュワラを思うこと[īśvara-smaraṇa]ができます。

常にイーシュワラを思い、イーシュワラとは何かを考察し、全ての真実、源とは何かを探求することが、イーシュワラを思うこと[īśvara-smaraṇa]で、この世、あの世ともに、悪い運命などないことが理解できます。

この人生に戻る時でさえ、モークシャへの追求が始めやすいように、知識を得るのに相応しい場所に生まれるでしょう。