2018-12-09

【ギーター】第2章34~37番目の詩

2018/12/08

अकीर्तिं चापि भूतानि कथयिष्यन्ति तेऽव्ययाम् ।

akīrtiṃ cāpi bhūtāni kathayiṣyanti te’vyayām |

सम्भावितस्य चाकीर्तिर्मरणादतिरिच्यते ॥२.३४॥

sambhāvitasya cākīrtirmaraṇādatiricyate ||2.34||

また人々はあなたの果てしない悪評を話すでしょう

名誉ある者にとって悪評は

明らかに死よりももっと酷いものです。[2-34]

アルジュナはとても尊敬されていたので

アルジュナが逃げたなら

新聞の第1面に掲載されるニュースになったはずです。

悪評[アキールティ]は名声を失うことではなく

名声と反対の事を意味します。

社会から高い評価を受けた人にとって

それは死よりも酷いものです。

そして、アルジュナがダルマを大切にするなら

戦場を去るべきではないのです。

戦場を去ればパーパを負うであろうと言う事です。

悪評を受けるに値する事があるなら話は別ですが

悪評を受けるに値しないものなら

それは死よりも酷いとクリシュナは言いました。

भयाद्रणादुपरतं मंस्यन्ते त्वां महारथाः ।

bhayādraṇāduparataṃ maṃsyante tvāṃ mahārathāḥ |

येषां च त्वं बहुमतो भूत्वा यास्यसि लाघवम् ॥२.३५॥

yeṣāṃ ca tvaṃ bahumato bhūtvā yāsyasi lāghavam ||2.35||

偉大な戦士たちは、あなたは恐怖で

戦場から退却したと考えるでしょう

そして、彼らから高く評価されてきた

あなたは見下されるでしょう[2-35]

アルジュナは同情から起きた

彼自身の言い分から戦う事を放棄しているのでした。

けれどもクリシュナは

誰もそれを理解しないであろう事を知っていました。

ですからクリシュナは逃げ出す事は賢明ではないし

ダルマに沿った行いではないとアルジュナに言いました。

अवाच्यवादांश्च बहून् वदिष्यन्ति तवाहिताः ।

avācyavādāṃśca bahūn vadiṣyanti tavāhitāḥ |

निन्दन्तस्तव सामर्थ्यं ततो दुःखतरं नु किम् ॥२.३६॥

nindantastava sāmarthyaṃ tato duḥkhataraṃ nu kim ||2.36||

そして、あなたの武勇を見くびった敵たちは

あなたについて言いようのない

沢山の事を話すでしょう

これよりも辛い事があるでしょうか?[2-36]

アルジュナは戦場から逃げ出したので

森の中に住むのに値すると人々は考えます。

人々はダルマを知っていたので

逃げ出すような人は尊敬しませんし、

人々がそんな風に語るのを聞きつけたら

ドゥルヨーダナは自分の評価を上げる様

更に話を盛って話すでしょう。

新入りや単なる兵士ですら

髭をつまんで見せたらアルジュナが恐れ逃げ出した

などと、ある事無い事を言い始めるでしょう。

「それよりもっと辛いことが有り得るでしょうか?」

とクリシュナは言いました。

हतो वा प्राप्स्यसि स्वर्गं जित्वा वा भोक्ष्यसे महीम् ।

hato vā prāpsyasi svargaṃ jitvā vā bhokṣyase mahīm |

तस्मादुत्तिष्ठ कौन्तेय युद्धाय कृतनिश्चयः ॥२.३७॥

tasmāduttiṣṭha kaunteya yuddhāya kṛtaniścayaḥ ||2.37||

あなたが滅ぼされれば天国を得るでしょう

勝利を得ればこの世を楽しみます

ですからクンティの息子よ!

戦う事を決意し戦いなさい![2-37]

「私は社会に混乱を作り出すので、それは罪です」

と、以前アルジュナはと言いましたが

「あなたは義務を行い死ぬのですから

天国へ行き、良い生まれ変わりを得る

何も罪はない。

あるいは勝利すれば

王国を楽しむでしょう。」

と、クリシュナは言いました。

アルジュナをカウンテーヤと愛情を込めて呼んでから

敵を打ち負かそうと、死のうと

どちらにせよ戦う事が良い

そう決断をし、逃げ出すのではなく

肉体的にも精神的にも

立ち上がるようにと言いました。

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