
अर्जुन उवाच ।
arjunaḥ uvāca |
ज्यायसी चेत् कर्मणस्ते मता बुद्धिर्जनार्दन ।
jyāyasī cet karmaṇaḥ te matā buddhiḥ janārdana |
तत्किं कर्मणि घोरे मां नियोजयसि केशव ॥३.१॥
tat kiṃ karmaṇi ghore māṃ niyojayasi keśava||3.1||
アルジュナは言いました。
おお、ジャナールダナよ。あなたが、知識が行いよりも勝っていると主張するのであれば、なぜ、私に恐ろしい行いをさせようとするのでしょうか。おお。ケーシャヴァよ。
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アルジュナは、クリシュナをジャナールダナ[janārdanaḥ]と呼びました。
これは「人々[jana]を、その行いに応じて報いへと駆り立てる[ardana]者」を意味し、カルマの法則を司る神への呼びかけです。
アルジュナは「もし、知識がカルマよりも優れており、それだけで自由をもたらすというのなら、なぜ私を戦場という、恐ろしい行いに引きずり込むのですか?」と言います。
彼にとって、クリシュナの教えは矛盾しているように聞こえました。
一方で「執着を捨て、知識にとどまれ」と言い、もう一方で「戦え」と命じているからです。
アルジュナは、瞑想の生活[sanyāsa]を望んでいるのに、クリシュナは、彼を殺戮という過酷なリングへと押し出そうとしているように見えたのです。
◎viṣṇusahasranāmaに書かれているジャナールダナ
126.जनार्दनः।
जनान्2/3人々に、दुर्जनान्2/3パーパをする、अर्दयतिअर्द्Ⅲ/1 हिनस्तिहिंस्Ⅲ/1罰を与える、नरकादीन्2/3ナラカ等に、गमयतिⅢ/1行かせる、 इति0 それが、वा0また、जनार्दनः1/1ジャナールダナ।
जनैः3/3人々によって、पुरुषार्थम्0人が求めるもの、अभ्युदननिःश्रेयसलक्षणम् 1/1プレーヤスやシュレーヤスが、याच्यतेयाचृⅢ/1求められる、इति0それが、जनार्दनः1/1ジャナールダナ।
◎プラーナに書かれるジャナールダナ
जनार्दनः।
समुद्र-अन्तर्-वासिनःन्6/1海の中に住む、जन-नाम्नःन्6/1ジャナという名前の、असुरान्2/3妖怪達を、अर्दितवान्1/1倒した人、जनार्दनः1/1 ジャナールダナ।
◎viṣṇusahasranāmaに書かれているケーシャヴァ
23.केशवः।
अभिरूपाः केशा यस्य सः केशवः।
यद्वा कःच अःच ईशःच त्रिमूर्तः केशाः ते यद्वशे वर्तन्ते सः केशवः ।
केशिवधात्वा केशवः।
1.美しい髪を持っている者
2.ブランマー[ka]、ヴィシュヌ[a]、シヴァ[īśa]3つを合わせた姿
3.ケーシーと呼ばれる怪物を退治した者
648.केशवः।
केशसंज्ञिताःसूर्यादिसङ्क्राता अंशवः तद्वत्तया केशवः।
ब्रह्माविष्णुशिवाख्याः शक्तयः केशज्ञिताः। तद्वत्तया वा केशवः।
4.光の筋として現れる者
5.シャクティ(この世界の全ての現象を可能にしている知識と能力)
