एवं प्रवर्तितं चक्रं नानुवर्तयतीह यः ।
अघायुरिन्द्रियारामो मोघं पार्थ स जीवति ॥३.१६॥
evaṃ pravartitaṃ cakraṃ nānuvartayatīha yaḥ |
aghāyurindriyārāmo moghaṃ pārtha sa jīvati ||3.16||
この様に、この人生の中で、既に動かされている宇宙の循環に従って生きず
感覚器官の喜びだけに没頭し、パーパを生きる人は、無駄に生きます
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ある王様のお話です。
王様は、全国民が善人と思っていましたが、賢い大臣は、王国の中には泥棒がいるという見解でした。
王様と大臣、どちらが正しい見解かを証明するため、大臣は大きなタンクを作り、このタンクの中に1オンスのミルクを収める法令を全国民に出しました。
全国民が、タンクにミルクを納めるという義務を終えると、大臣は王様に言いました。
「タンクの中身が、純粋なミルクか、水で薄められてはいないかを確認しましょう。」
彼らが見たのは、ミルクでも、薄いミルクでもなく、白さの痕跡も無いただの水でした!
「タンクの中にミルクを入れるよう国民に言ったのか?それとも水を入れるように言ったのか?」
王様が大臣に尋ねましたが、大臣は、確実にミルクと言ったと伝えました。
「では、どうしてこのような事になり得るのか?」と王様は尋ねると、「多くのミルクの中に少しくらい水を入れても変わらない、と皆が考え、ミルクを収めなかったのです。」と大臣は説明しました。
この話は、自分がすべきことをしなくても、誰かがしてくれるだろうと、全ての人が考えるなら、全てが止まってしまうという事を教えています。
これは、小さなコミュニティ、工場、社会、世界、または宇宙全体を問わず、あらゆるシステムでの問題です。
同じ心理学、法則が適用されるので、「貢献とは何か」を認識し生きることが生態学の全てで、それが人の感受性を豊かします。
ここに配慮する必要があるのです。
生態学[エコロジー]は、1人の人から始まり、それは自分自身からです。
数える時はいつも、自分自身を最初に数える、それは利己的ではないのです。