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ギーターヨーガ

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【ギーター】第3章33番目の詩

सदृशं चेष्टते स्वस्याः प्रकृतेर्ज्ञानवानपि ।

sadṛśaṃ ceṣṭate svasyāḥ prakṛterjñānavānapi |

प्रकृतिं यान्ति भूतानि निग्रहः किं करिष्यति ॥३.३३॥

prakṛtiṃ yānti bhūtāni nigrahaḥ kiṃ kariṣyati ||3.33||

賢者ですら、その生まれ持つ性質と調和して行いをします。
全ての物はそれぞれの生まれ持つ性質に従いますから、制御することが何の役に立つでしょう?

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人の行動は、性質に沿ってなされるという意味で、原因が関与することから、この詩ではプラクルティという言葉が「性質」という意味で使われます。

クリシュナや、知識を持つ人[ニャーニー]でさえ、その性質[スヴァバーヴァ]に沿って振る舞いますから、コントロールは不可能です。

ヴェーダーンタを聞き、価値構造が整わない限り、人は、習性である振る舞いを止めることは出来ません。

どんな樹も、花も、植物、虫、鳥、動物、そしてニャーニーを含む人間が、プラクルティに従って行動します[プラクルティム ヤーンティ ブーターニ]と、この詩で言われました。

虎に、殺さないように頼んでも、攻撃されると思うなら、虎は襲い掛かるでしょうし、猫にニャーンと鳴かない様に言っても、猫はニャーンと泣き続けます。

動物はプログラムですから、モークシャのための努力などは勿論せず、勉強会にも参加しません。

全ての人がプラクルティの手の内にあり、その習性に従い振る舞うのなら、その人の振る舞いに対して誰も何も言えません。

グルが、ある振る舞いを止めるように言っても、その人をコントロールすることは不可能です。

ギーターも、コントロールは不可能で、ただ価値の価値を明かしているだけです。

そうであれば、人間だけに与えられた自由意志は、どこに役に立つのか?

自由意志が働かないなら、秩序通りに物ごとが進むので、ダルマ・アダルマもありません。

ダルマ・シャーストラも役に立たないように思われますし、ヴェーダーン タ・シャーストラの言葉も有用性がありません。

「肉を食べない」

「お酒を飲まない」

「他者を傷つけない」

これらのシャーストラの言葉は、気まぐれな指示ではなく、道理の通った方法で説明し、必要な理論的根拠も示されています。

そして、これらは自由意志を持つ人間だけに、話しかけています。

理解すべきことがありますから、クリシュナは次の詩で説明をはじめます。